スカブラ


↑坑夫のまね(スカブラ=スカっとブラブラ仕事しない坑夫)
上野英信「地の底の笑い話」
炭坑夫から聞き取ったよもやま話。強烈。
いわゆる知識人(が機能していて)が労働者と生活を共にして
共闘する、今じゃちょっと考えられない古き良き(?)時代のルポ文学。
でも、東京ではアンポだ、アンパンだ、ネオダダだって狂騒してた時期、
筑豊地方ではまったく異なったベクトルが働いてたんだな。
1960年代、70年代とか、あるいは昭和30年代、40年代って区分けって
その時代の空気を抽出できてる気がするけども、実際はそのごく一部を恣意的に
切り取ってるだけなんだなって、当たり前か。