着いてみると警察に設けられたバリケードはもうすでに決壊し車道に人が溢れ出ている。続いて出てみると今まで感じた事がない圧倒的密度、熱量、エントロピー大。立錐の余地ない中、それでも岩清水の様にチョロチョロチョロチョロと前へ後ろへ移動する一列、…

アトリエに行くと丸々した鳩が階段下で死んでいる。穴を掘って埋め、棒を突き刺し、手前に摘んだ雑草を並べておく。

デモに行く。道中、歩道にいた外国人のグループがものすごいテンションで応援（？）してくれ、それだけでもう涙がでる。最近は涙腺がゆるくなり、家で映画「男はつらいよ」を見ても、少しも笑えずただただ涙する。

労働先で花火大会を見ながら酒を飲むる。親方に「はは〜ン、お前さん、さしずめインテリだな」（寅さん口調で）と言うと、ヒゲ顔を赤らめ照れながら、ポストモダニストのいい加減さ、駄目さ具合を説明してくれる。

クヌギの木には小さいミノムシが生息している。いつの日かカブトムシ、クワガタ類が来てくれれば良いと思う。

渋谷アップリンク 「首相官邸の前で」小熊英二 それぞれ異なる主義主張のグループの代表者達は、元「渋谷ジァンジァン」の喫茶店で会合し、今後の方向性について議論、それぞれ思惑は違うけども、ここはひとつ協力し合いましょう、そして「都圏反原発連合」…

短パン、ランニングのいでたち坊主頭の中年男がタバコを吸いつつ中腰で尻を突き出し汗を浮かべて一生懸命観察している。

着いた時降っていた雨はやんで、風が出てくる。時々、音はせずとも空が光る。 まだ二十歳そこそこの学生さんたちが「憲法読めよ、屁理屈言うな」とコールしていて胸が熱くなる、と同時に申し訳ない気持ちでいっぱいになる。なんというか、大学生のお盆なんて…

ようやく涼しくなってきた。ここにきてガジュマルが一斉に芽吹き始める。熱帯雨林環境を凌駕していたのか。

炎天下の中、六本木、新宿に知り合いの展示を見に行く。途中、あまりの暑さに頭痛がしてきて、昼飯食べてなかったせいかと思って、あと涼をとるつもり、目に付いた立ち食い蕎麦屋に入る。出てきた「冷やしタヌキ蕎麦」は少しも冷えてなく常温、またコップの…

ビールを飲むとすぐに小を催し、相手は同じだけ飲んでいるのかかわらずたびたび話の腰を折って「ちょっと失礼、お花を摘みに」なんて席を外すのは、連れの人に申し訳ないというより恥ずかしい、だから比較的水分量の少ない度数の高いのものに移行すると今度…

髪型を丸坊主にしてからというもの、味覚が変わったのかナンプラーやパクチーとかやたら食べたくなる。というか何にでもナンプラーをかけている。どういうことなのだろうか。

蜜柑も金柑も丸坊主になってしまったけど、まだアゲハ蝶の幼虫はいる。だから日々柑橘系の葉を調達せねばならない。しかしいざ探すとなると個人邸宅敷地内にはよく見かけるけど、公共の場、葉っぱを千切っても怒られないような気の利いたやつはなかなか見つ…

夜の９時に出先でコーヒーを馳走になったので、家に帰って布団にもぐってからも目が冴えまんじりとも出来ず、明け方うつらうつらしただけで、翌日は終日半睡状態。世の働き盛りの人々は睡眠時間など4、5時間、徹夜、二徹など当たり前だというのに、自分とき…