2016-09-01から1ヶ月間の記事一覧

返照

「扉をたたくひと」(原題:The Visitor) 監督トム・マッカーシー 風采の上がらない大学教授ウォルターがニューヨークに自身が所有しているアパートに久しぶりに行くと、そこには見ず知らずの若い移民カップル、タレク(シリア出身)ゼイナブ(セネガル出身…

濾過されない経験

荒野へ ジョン クラカワー 裕福な家庭で何不自由なく過不足なく育ったアレックスは、卒業と同時に、学歴社会、消費社会に敢然と背を向け、親の庇護、束縛から決別し、アラスカの未開の土地で、原始の生き方、つまり自らの手と足、才覚で食物を確保し生活する…

年をとった

いつの頃からか、「プーン、プーン」あるいは「ウー、ウー、」と寝息というか鼾をかくようになった。一本だけ髭が白くなった。

国会前 103

段々と行く回数が減ってきている。面倒くさいが上回り始めている。心が弱くなってきている。

さなぎポケット

幼虫時代の栄養不良が原因なのか、蛹の支える糸が切れてポテンと落ちていることがある。ネットで調べたら、紙を丸めて円錐状にしたポケットに入れてあげれば良いと書いてある。上手くいった。嬉しい。

展示のお知らせ【The Human Figure2 】

柳沢画廊 さいたま市浦和区高砂2-14-16 柳沢ビル2,3F 10月1日(土)〜15日(土) 11:00〜18:30(水曜休廊、最終日17:00まで) 小谷野夏木(絵画)、広沢仁(版画、ドローイング)、堀藍(版画) 人をテーマにした三人展です。昔の作品(19年前!)も出品しま…

風采

「純喫茶磯辺」吉田恵輔監督 多額の遺産が舞い込み、それを機に肉体労働仕事を辞めて、思いつきで喫茶店を始めるバツイチ中年男性、それに翻弄される一人娘、ウェイトレスとして働き始める謎の美女、別れた妻、アクの強い常連客。登場する人物は皆、足が地に…

南からのそよ風

朝起きてから、メールを見て、色々と面倒臭い、でもやらなければならない事務仕事、パソコン作業の要請、命令が来ていて、でもプリンターのインクが切れてるから何も出来ない、まずは近所の電化店に買いに行く。ついでに図書館へ本を返しに行く。ふと、先日…

倍音

「迷子の警察音楽隊」監督 エラン・コリリン 気詰まりで、重苦しい空気の中で、無理矢理放り出した言葉は何処にも届かず、すぐ目の前にポトンと落ちる。こんな自分の為に作られたような映画をどうして異国で作れるのだろう、とか思った。 言うほど、国家とか…

寂しさの淵源

必要があって学生時代の作品写真を探す。当時はポジフィルムだったので、光に透かして確認していると懐かしい気持になる。今は、パソコンで作品データの管理やメールですぐに送れることとか便利になって非常に助かるけど、試し撮りとか余ったフィルムで適当…

国会前 102

国会前に行く。

砂埃

「ボルベール〈帰郷〉」 ペドロ・アルモドバル監督 女たちの話。殺人、近親相姦の惨禍を送り越して、したたかに、しなやかに生きなおす再生の物語。女たちだけでというのがまた良い。思うに男はいつも碌なことしかしてこなかった。

自然の狡智

労働。天気予報は雨だったのでカッパを装着して行ったものの、雨はふらず、そこからサウナスーツのように蒸してからこの夏一番の汗をかく。労働後、事務所で泡盛のシークワーサー割を作ってもらう。本格的夏が到来した感じ。

最低の客

来年の展覧会の話し合い。古びた味のある個人経営の喫茶店で5時間話す。店主に大変申し訳ない。

展示のお知らせ【Rich Seasons?】

オリエ30×30cmアート展 オリエ アート・ギャラリー 東京都港区北青山2-9-16 AAビル1F 03-5772-5801 http://orie.co.jp 9月15日(木)〜28日(水) 10:00〜18:30(日・祝休み 最終日16:00まで)