ぎゃぁ。


原発労働記。堀江邦夫。
うへー。原発ジプシーって…。
「近代の奈落」の構造って、そのまま現代の原発下請け労働者にスライドさせてきてたんか…。
むしろより高度に洗練された分、より悪質に。
上野英信に描かれる炭坑夫なんか川筋者とかって矜持っていうか深みのある人間の物語があったけれども、それが原発では管理され、漂白され、機械化されて、切断されてて気が滅入る。
にしても、作者の探求心っていうか、そのモチベーションってなんなんじゃろ…。
なんかあとがきに不穏な言葉が…。