ブレイクとゴヤ


国立西洋美術館
なかばブレイク目当てで行ったのだが、どこにもインフォメーションがない。
聞けば、常設展の片隅で展示してあるそう。
どうもブレイクってキワモノというか、異端扱いってのが主流なのかもしれない。
解説も薄っぺらで、生前は誰にも受け入れられることは無かった、しばしば幻影を見ていたのでその影響下にある、みたいなアウトサイダーっぽい感じで捉えていてゴヤとのえらい温度差を感じる。所蔵作品のみだったせいか。
かくいう自分も決してブレイクの絵画作品を昔から知ってたわけじゃなくて、文学者の顔しか知らなかった。上京したてのころ、神田神保町古書店で「ブレイク全著作/梅津濟美訳(名古屋大学出版会)」を買ったのだけれど、ところどころに挿入されている絵なんてずーっとスルーしてたし。
ただ、じっくり見れば見るほど、ヘン。いかす。
ゴヤは「ロス・カプリチョス」を確認しに行った感じだけれど、人多くて、すごく草臥れた。