竹橋


ポロック展/国立近代美術館
リッピングの絵は少なかったが、初期、後期の作品が充実している。
ちょっと研究者とかマニア向けかなー。巨大なポロックの絵を期待するとちょっと肩すかしかも。(←自分がそう)
それでもシューレアリスムの呪縛から逃れようとする初期、あるいは自ら到達した地平に安住せず、新たなる世界へと模索し続ける作品群なんて、知らない事が多くて勉強になった。やっぱ、アメリカ人って開拓者だなぁ…。
で、面白かったのが記録映像みたいなので、例のドリッピングをカメラの前で演じている(制作しているというより本当パフォーマンスしている感じ)のだけれど、それが実に見事というか、軽やかで、タクトを振り演奏を組織していく指揮者のようで見てて飽きない。「はい、そこクラリネット大きく!トランペット押さえて!」みたいに。