天神


三菱アルティアム 石田徹也展。
で、まともに作品を見るのはこれが初めて。
これまでなんとなく敬遠してた(?)理由のひとつは自分は「夭折の天才」のようなロマン主義的なるものいいが嫌いで、そもそも死後評価を上げたりするのは、生前の作品を評価する審美眼が自らに無かったことを公言するだけであまりみっともよいもんじゃないだろってのと、なんだか死んでからの方がより搾取してしまうような気がして滅入るから。
だけれど実際見ると、“山田かまち”的純粋さは結構胸をうつ。
そしてあたりまえだけれど、絵作りの喜びもそこにはあって、生きづらい陰鬱な日々の中(と勝手に想像してるけど)でも絵を描くことはそれとは別の次元のことなんだったんだな、なんて思う。
ほぼ同世代で、大学時代も一年くらいかぶっていたので、もしかしてどこかですれ違ったりしていたかもしれない。あるいは自分だったのかもしれない。