公開鼎談


「ラジオデイズ」街場の文体論。
小田嶋隆平川克美内田樹3氏による鼎談。ミーハーなので是が非でもって仕事変わってもらってまでして。
壇上ではパイプ椅子に身体ひとつで井戸端会議のような流れで始まり、何人かの政治家をあげ(それが唯一の資料というかメモ?)、彼らの薄っぺらい「文体」について考察していくんだけれども、その話術、挿入される豊かなエピソード、そして漫才やコントのようなリズム感で始終笑いが絶えず、ほんと芸人だなぁ。「そうそう、それでね」「なるほど〜、それはね」と会話を組み立てていく合いの手というか相づちというか接ぎ木の仕方は、「朝まで生テレビ」や「TVタックル」の相手の話を無理矢理遮り自分の主張を上に被せていく手法と対局で、そりゃ、口吻泡飛ばし戦闘態勢での理論展開より、リラックスした状態の方が思考も伸びやかになるよなぁ。実際、何度もピーン!(マンガでいう頭上で電球マークが点滅するような)て閃きが目に見えるよう。