大津島に船で行く。回天基地跡など戦争の爪痕が生々しく残っていて、中でも海へ続くトンネルは人間魚雷を運ぶ目的でつくられ、その当時の写真が展示してある。近くに寄って見ようとするとセンサーが感知して突然大音量の解説が始まり心臓が止まりそうになる。
ところで、鄙びた漁村等に行くと決まって自分はここに住みたいと強く思う。たとえば将来、リタイアしたあとの定年ロマンなどではなく、かなり具体的に、働き口をセットでシビアに妄想する。介護系の仕事を週3日くらい、あとは半農半漁。で空いた時間には絵でも描ければ良いが当然お金もないだろうからその時は水彩画とか自家製絵の具だな、とか。でもやっぱりいちばん苦労するのは田舎の人間関係かもと道行く人をしげしげ眺めたり。