安い散髪屋さん


赤、黄、青のいずれかのランプが点いていて、それが待ち時間の印。入ると立ち食い蕎麦屋のように自販機があって千円入れて食券のようなのを購入する。待つ事なくすぐに座席に案内されチケットを渡すと、専用バリカンでグイグイ刈っていき、息つく暇もなく天井から吊るされた掃除機のようなもので頭部をひと撫でし切った髪を吸い込んで終了。「仕事は今日はお休みにですか?」とか「お仕事何なさってるんですか?」とか面倒くさい会話も一切なく、何か、自分がベルトコンベヤーに乗っている機械になったような清々しい気持ち。