みたびいるかホテル


ギャラリーのあるフロアは大きな本屋さんがあるのでジェームズ・M・ケイン「カクテル・ウェイトレス」を買って画廊で読む。主人公の女性の告白というか手記の形で自らにふりかかった夫殺しの嫌疑に潔癖、無罪を主張する話し。けどなんか怪しい、というのもかなり自分の都合のよいように事実を曲げてるぼやかしている感があるし、キレるとなにをしだすか分からない悪い癖が自分にはままあるけれども、このような欠点も包み隠す事なく告白する自分は正直者、悪いのは嵌めようとしている検事や義姉だと誘導しているスッキリしない感じが隙間から出てて上手い面白い。
夜、Nさんと部長と酒飲む。瀬戸内は魚が大変美味しい。ホテルは前回と同じ部屋。