炎天下 


炎天下の中、六本木、新宿に知り合いの展示を見に行く。途中、あまりの暑さに頭痛がしてきて、昼飯食べてなかったせいかと思って、あと涼をとるつもり、目に付いた立ち食い蕎麦屋に入る。出てきた「冷やしタヌキ蕎麦」は少しも冷えてなく常温、またコップの水も人肌程度のぬる燗、つまりいくら暑いからといって急に冷たいものを摂取すると身体に良くないからと店主の心がけが身にしみる。また、隣の蕎麦屋は混んでいたのにこっちはガラガラなのも、こんなうだるような猛暑日には一人分のスペースをゆったり確保できるよう、あまり入りすぎないよう、ぶっきらぼうに接することで客の入りを調整するなど(実際、途中で入ってきた客は何も注文せず舌打ちだけして帰って行った)細やかな配慮を感じられる。店内は薄暗く、エアコンも効いていない。