中学時代


田んぼの脇にあるヘドロが溜まった用水路でのフナ釣りは、入れ食いで、釣り堀のよう。あまりに釣れるのでそのうち飽きてきて、誰かが群れている草亀を捕まえ始める。そのうち、それにも飽きてまた別の誰かが板きれを拾ってきて、下に石を置き、片方に亀をのせ、反対側に力強く乗って、シーソーの要領で弾丸のように亀を飛ばす、その飛距離を競う遊びを始めた。酷い。我々は、遠くないうち逆竜宮城へ連れて行かれ、永劫に酷使されるだろう。