マイスターライゼ


最後に下痢便をして、体内の水分を放出し、蛹になる場所に向け旅立って行く。どうしてその場、ミカンの木で蛹にならないのだろうか? その旅は過酷で、ヨチヨチ地面を歩いて行く様は無防備で、事件、自己に巻込まれてしまう確率も高い(鳥とか)。蛹に適した場所を探しているというわけではなく、とにかく体力がなくなり動けなくなるまで、闇雲にがむしゃらに壊れた機械のように邁進していく、何か、自らに試練を与えているというか自己処罰しているというか。