雑草が繁茂し、そこに白い泡がいたるところについている。ボスは蛙の卵だから大事にしているんだと説明してくれたけど、はて、卵から孵化したおたまじゃくしは水のないこの野っ原でどうするのか、地面を這って水のあるところまで行くのじゃあるまいし、とちょっと信じられない疑いの眼差しで泡の中をじーっと眺めていると何やら黒いものがチョロチョロしている。え!?おたまじゃくし?と木の枝でつついてみたら、見たこともない小さな虫が出てきた。

ネットで検索してみたら「泡吹き虫」という虫だった。ボスに教えてあげると目玉が飛び出るほど大きく目を見開いて驚かれた。