花火大会



花火大会。豚の耳やら尻尾の付け根やらプルプルしたものをワインで嚥下する。鬱屈した友人の悩み愚痴を朝までウンウンと聞く。暁方、友人のオンボロ自転車の後ろに乗っけてもらい自宅まで送ってもらう。「おれはもう終わったのかなぁ」「まだ始まってもいないよ」と映画「キッズリターン」のようなセリフを恥ずかしげもなくかわす。我々はもう40歳をとっくに過ぎている。