仙台3


身体が痛くなってきたし、最終日なんで楽そうな屋内での写真洗浄作業したいなーって思っていたらバチがあたって、床下ヘドロ出しチームに…。まあ屋内っていえば屋内なのだけれども、安物の合羽がサウナスーツのようになって。
比較的、涼しい日だったのに、これからの季節、どうなっていくんかなあ。
☆★☆
被災者の方とはあまりお話する機会は少なかったけれども、市内から来られたボランティアの方や、遠くは神戸から来られた方とお話し出来ていろいろ考えさせてもらえた。
また、美術家としてではなく、個人でボランティアセンターに行って申し込み、作業できたってのも良かったと思う。
もちろんいろんな作家さんがワークショップやチャリティ展など、文化面から支援活動されているのはとても大切だし、否定するつもりは毛頭ない。美術、芸術の力ってのはこういう時にはぜったい必要だとも思う。
ただ、それを私自身が持っていると過信してはいけない。今までも、これからも。
☆★☆
ボランティアってリピーターが多いそうで、今までは、へぇ、偉いなぁ、なんて思っていたけれども、実際自分で体験してみて、人の役に立ちたいとか社会に還元したいとかそんな高尚な気持ちだけじゃなく、現場には独特の『癒し汁』みたいなもんが出てる気がする。で、それをまた浴びたいっていうのが理由のひとつなんじゃないかなぁ。例えば、芸能人なんかが避難所に行って、”励ますつもりが逆に力をもらいました”、なんてコメント、あながち嘘でもないような気もして。
かくいう自分も、また今度は岩手とか行ってみようかなぁなんて考えてみたり。