年賀状


版画関係の方からの年賀状はさすがプロって感じでとても感動する。
かつ、エディションなんかも入ってたりすると、恐縮すらしてしまう。いやぁ、作品ただで貰ってしまって申し訳ない、って感じで。
遠方の友人、知人からの元気な便りはことの他嬉しい。普段、会ってたり、メールでやりとりしている人でもやはり嬉しい。
で、この嬉しさは何に起因するかというと多分「交換」するっていうのが前提条件にあるからなんだと思う。年賀状はおそらくは同じペアだけこの世に存在していて(一応、貰った場合は返すっていうことになるから)それがズルッとスライドする、投函してハガキ一枚分空っぽになった空間に替わりに相手のがきれいに収まる感じが、人類の最初の「貝」とか「石ころ」と交換する経済活動の始まりをトレースしているかのような多幸感を与えてくれているから。