ブラジルで蝶が羽ばたけばテキサスで竜巻が起こる


出先で以前よりお世話になっているアートワークの仕事をまわして下さる会社の方と偶然遭遇。なんか、またお仕事ないですかね、みたいな、えへへ…。と卑屈にアピールするも、数年前と状況が一変している内情を教えてもらう。というのは、今の新しく建てられたオフィスビルはスケルトンの壁がはやってて(全面ガラス張り)、まあ、セクハラやらパワハラやら横領やら談合やらの密室対策かどうかしらないけど透明度のある明るいオフィスってのが主流らしく、またノマド(遊牧)ワーカーなんてのも出て来て、もう、オフィス持つのも古い、今はパソコン一つでカフェでもホテルでもサクサク仕事するスタイルこそ新しい生き方、なんて感じでそれ専用カフェも増えて来ているそう。壁が無い、オフィスが無いからそもそも以前のように版画を入れる仕事が減って来たのよ、とほんの少しだけ申し訳なさそうに。云われて、ああ、そうか、なるほど、と思った。