町田


町田市立国際版画美術館「谷中安規展」。何故か、戦前の左翼的作家で特高に撲殺された作家と記憶違いしていて、年譜見てあれ?、っと思ったけど、それ以上にアナーキーというか、最後は餓死している。小さい画面の中に人間が大抵全身で入っていて、それが何か望遠鏡で遠くから覗き見てるようなというか、板塀の節穴から覗いている感じというか、ちょっと淫靡な感じで、人物をトリミングしないのが面白いなぁ、良いなぁ、うまいなぁと思う。大八車なんて、子供の頃見たはずないのに、描かれているのを目にすると何故か心を揺さぶられる。最終日だったのでカタログは売り切れ。いつかインターネットオークションで買おうと思う。