愁嘆場


「運動靴と赤い金魚」
これも昔見た映画。少年が実に可愛い、情け無い泣きべそ顔を遺憾なく発揮してて、そこにはいいようの無い哀しみ、理不尽さに対する怒り、運命に翻弄される戸惑い、それに対する無力さ、諦念、が表されている。人生の深さがある。何かあれば、すぐにジワっと涙がたまるが、それを眼球の表面張力で堪えている、瞬きをすると溢れてしまうから大きな目をずっと見開いている。雑種犬の様なイイ表情。