台湾10


朝、近所の店でサンドイッチと肉まんを買いビールで流し込む。まあ疲れた、疲れた。午後までビール飲みながらだらだらしてそれから画廊に向かう。Yさんにお礼を言うと、新しい自分に出会えましたか?とか優しく聞かれる。オススメの食堂やレストランにはほとんど行けなかったが、ひとりで電車やバスやタクシーに乗り、小さな店で食べれたり、おおむねよく頑張ったな、と思う。
夕方、銅版を習い始めたという若い作家さんが来てくれる。台湾版画事情などいくつか教えてもらう。他にも、チノパンに白いシャツ肩掛け鞄の中年男性が来てくれて長々と話しをする。Yさんいわく、作品を買ってくれたことはないのだが、毎回展示の時には来て延々喋るだけ喋って帰っていく人だそうで、彼が何者なのか誰も正体を知らない。

近所に住む若い方が見にきてくれてバナナをくれる。本当はもっと画廊にいて接客しなきゃいけなかったなぁと思う。

夜、チャーハンを食べに行く。台湾クラシックビール。キリンクラッシックラガーのような。苦くてうまい。しかし今回台湾ビールむちゃくちゃ飲んだな。