珍道中4


この日はホテル周辺でスケッチ日になる。湖があり桜が満開。ここの観光客数は昨日の南山と比較にならないほど多い。ぶらぶら歩いて、人のいなさそうな場所を探すが、そんな所はどこにもない。けれども、その中で日本人チームは真面目にイーゼルを立てて描き始める。頭が下がる。

この企画の趣旨として「慶州の良さを文化的な側面から国内外にアピールする」的なことがあって、であれば、むしろ屋外で描き、観光客や現地の人々にその旨、これから行われる展覧会をしっかりアピールすることが必要というか、求められているはずであって、けれども、なかなか自分にはそれは荷が重い。

ホテルに戻って部屋で制作することにする。昨日つくったコラージュ的なドローイングが良い感じもしたので、キャンバスにも同様の方法にする。いくつかまわった時の記憶をモチーフにフォトアルバム的な感じになれば良いなと思う。

救命道具。

ポスト。

お昼はお弁当がくばられ花見的なことをする。

お昼ご飯を食べた時の目の前の仏像。

そういえば、韓国では軽自動車は全然見ない。大きな乗用車でブンブン飛ばしている。また、結構な頻度でドア部分に青いスポンジをくっつけているのに出会う。ドアを開けた時のぶつかり防止クッション?

ホテルロビーにいるクマ

夕飯は、中国人側のリクエストで若者向けのフライドチキン専門店に行く。局長は爆弾酒(ビールの焼酎割りのようなもの)作りの名人だそうで、作ってくれる。

割合で味が大きくかわるらしい。

ビールと焼酎だけだと言っていたけど、写真見たら何か違うものも入れているな。これ、空きっ腹でイッキするのが流儀だそうで、何度も何度も「かんぱ〜い!」とか「コンベ〜!」とか「ガンぺ〜イ!」とか「チア〜ズ!」とか言って若者みたいにイッキする。

ホテルで仕上げた作品。