珍道中5



今日は観光の日。まずは慶州博物館でさまざまなものを見る。粘土細工に可愛いものが多い。小学生の修学旅行か団体が多く、ものすごい混みよう。

それから海へ行き「文武大王陵(ムンムテワンヌン)」という三国統一を果した文武王の水中の墓を見に行く。中国人たちは生まれて初めて海を見たそうで一番嬉しそうにはしゃぐ。
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TSUNAMI

「感恩寺(カムンサ)址」に行き缶コーヒーを買ってもらう。甘ったるい味。

続いて「慶州民俗工芸村」へ行く。ドライブインのようなところで器などの工芸品、民芸品を売っているお店が立ち並んでいる。お土産に勧められるがあまり良い器は見当たらない。少し、雑っぽいというか大味というか。

お店の隣には登り窯などあってそこで体験もできるみたい。

版画のプレス機のような粘土伸ばし機がある。

それから同じ敷地内にあるモダンミュージアム(?)へ流れる。でここが一番よく分からないというか、韓国の近代化の歴史をマネキン等で再現してあるアミューズメント施設なんだけど、アウトサイダーアートっぽいというか、京都の太秦映画村みたいというか、エロくない秘宝館みたいというか、キッチュインパクトがあってめまいがする。何か荘厳な気持ちになっていたところに猛烈なカウンターパンチをもらった感じ。でも、あとから気づいたけども自分はここで一番写真を撮っていた。もしここを最初に訪れていたら、多分、ほとんどここの絵を描いただろうと思う。

農夫の背後にはティラノザウルス。

仕事に飽きた中年。

小学校。ここでは制服が貸し出されていて、コスプレして写真撮影できるセットもある。で、おばちゃん達がゲラゲラ笑いながらこぞってポーズをとっていて、そういえばここに限らず、今回、いく先々でどこでもおばちゃん達が朗らかに(かしましく)歌を歌ったり踊ったり写真を撮りあっているのを見かけた。ラテン系っていうか。

お触り喫茶?

通訳の韓国青年は、いまだに夜中、悪夢にうなされ汗びっしょりで目覚め、ここは軍隊じゃない、もう兵役は終わったんだってわかって本当にホッとするんだと静かに言った。

夕飯は創作料理(と思う)。