2016-01-01から1年間の記事一覧

寂しさの淵源

必要があって学生時代の作品写真を探す。当時はポジフィルムだったので、光に透かして確認していると懐かしい気持になる。今は、パソコンで作品データの管理やメールですぐに送れることとか便利になって非常に助かるけど、試し撮りとか余ったフィルムで適当…

国会前 102

国会前に行く。

砂埃

「ボルベール〈帰郷〉」 ペドロ・アルモドバル監督 女たちの話。殺人、近親相姦の惨禍を送り越して、したたかに、しなやかに生きなおす再生の物語。女たちだけでというのがまた良い。思うに男はいつも碌なことしかしてこなかった。

自然の狡智

労働。天気予報は雨だったのでカッパを装着して行ったものの、雨はふらず、そこからサウナスーツのように蒸してからこの夏一番の汗をかく。労働後、事務所で泡盛のシークワーサー割を作ってもらう。本格的夏が到来した感じ。

最低の客

来年の展覧会の話し合い。古びた味のある個人経営の喫茶店で5時間話す。店主に大変申し訳ない。

展示のお知らせ【Rich Seasons?】

オリエ30×30cmアート展 オリエ アート・ギャラリー 東京都港区北青山2-9-16 AAビル1F 03-5772-5801 http://orie.co.jp 9月15日(木)〜28日(水) 10:00〜18:30(日・祝休み 最終日16:00まで)

私たちは悪い人間じゃない、悪い場所に居ただけ。

「シェイム」監督スティーヴ・マックィーン トラウマとは、本来、言語化できない、意識化できないものであって、本人があったことすら恐ろしくて向き合うことができないほど、だから無意識に無意識の下に沈潜させ、重い蓋をかぶせて封印してしまうもの、とい…

抑圧移譲

健康診断の結果を聞きに行く。先生は、ガンマジーピーアール値と尿酸値が若干高いけど、お酒飲むならしょうがないからと無愛想に、半ば吐き捨てるように言う。 どうでもいいぜって気持ちと、特に大きな問題もないみたいで不安が解消された開放感がないまぜに…

素直な心

またみかんの葉を摘みに行く。散歩中のおじいさんが怪訝そうな顔で「採るんか?」と聞いてきたので「はい」と答える。

国会前 101

再び日比谷公園を抜けて行く。

きづくと秋

昼間は暑いけれど、ススキの穂が出て、夜になれば、ちょっと前までのセミのこえではなく、シィーシィーシィー、ジャッジャッジャッとコオロギクツワムシマツムシが泣いている。

納涼会

仕事先で花火大会と納涼会。あれ、ついこの間花火大会に来たのに、もうあっという間の一年で、その証拠に同僚が着ている服が去年と全く同じアロハシャツなのを明確に覚えていて、それを指摘すると勝負服で1年ぶりに着たのだと言われる。だんだん時が経つのが…

邪気

久しぶりに息をするのも憂鬱な位の二日酔いになる。背中を丸め、おえ〜という気分を飲み込みつつ、苦行のように眠る。体内には、悪意の塊のようなものが鎮座ましまして、それが目覚める度に少しずつ小さく、薄まっていく。

類似

イモムシを観察するたびに、まめに似ているなぁと思っていて、それは例えば頭を垂れて眠る様だったり、寝呆けて時々ピクンと動いたりするところだと理解していたけど、もうひとつ、ミカンの新芽を食らいつくし、それでも枝の先端を舐めるよう貪る様子が、足…

南から

羽がボロボロの蝶が部屋に入ってきたのでポカリスエットをふくましてあげる。見たことのない美しい蝶だと思う。けど後日、いたるところでみかける。今まで気がつかなかっただけなのか、今年から急に増えたのか。

厳しい騒擾

「少年は残酷な弓を射る」 きっつい映画。いわゆる成功した裕福な夫婦の元に産まれた赤ちゃんは男の子、何故かものごころつくまえから、母親だけを憎み、蔑み、純然たる嫌がらせをし続ける。 高校生になった彼は、猟奇的な無差別大量殺人を犯し、母親へ嫌が…

プレデター

アシナガバチ(?)が狩猟している。電光石火で食いちぎり捻り殺し肉片にして巣へ持ち運ぶ。すごい迫力で息をのむ。あっという間に3匹やられる。頭からオレンジの角を出して威嚇するもなすすべない。 あたりには柑橘系刺激臭が漂い、枝からは肉片が無残に垂…

ならわし

図書館に行くと、大抵、4、5冊借りてしまう。そしてそのうち、1、2冊くらいしか読まないまま(あるいは1冊も読み終えることなく)返却期限が来て返す。そして、せっかく来たのだからもったいないという思いがもたげてきて、こりずに4、5冊借りる。

食いちぎられた月

「母なる証明」ポン・ジュノ監督。知的障がいがある成人した息子と2人で暮らす決して裕福ではない母親、モグリの鍼灸で糊口を凌いでいる。その世界は閉じられ互いに依存しつつ平穏な小宇宙を形成している。 ところが、息子はふとした事から女子高校生殺害の…

国会前 100

関東も梅雨明けして、唸るような暑い日。日比谷公園を通り抜けて行くと、皆、こぞってポケモンをやっている。 スピーチで、「(ポケモンに興じる人々を見て)オーウェルの「1984」ニュースピークを思い起こしました」と言われたのが印象に残る。

申し訳ない

中国人留学生と飲み。なんとなく今の日本の話題になって、すると、実は最近日本が中国共産党に近づいてるなって感じるんですよ、とバツの悪そうな表情で言われる。

国会前 99

暑い日が続く。

害虫

絵描き虫、葉食い虫。薄皮の間を穿鑿する。葉は丸まり奇形になる。

【納品】

作品を納品させてもらいました。

画廊翠巒展示風景

どうもありがとうございました。1コンロン 142×270cm シルクスクリーン、屏風 2016年 2不死鳥 145.5×112cm シルクスクリーン、蜜蝋、パネル ed.2 2016年 3蛹化光 145.5×112cm シルクスクリーン、パネル 2016年 ed.3 4茱萸坂 100×80cm シルクスクリーン、…

【新聞掲載】

群馬地元紙の上毛新聞に個展の紹介をしていただきました。で、この取材していただいた時、自分は在廊しておらず、代わりに画廊のオーナーが記者の方にいろいろ説明してくれたそうで、自分がインタビュー受けるよりもっと上手に考えを説明してくれたみたいで…

明け方、トロリとした夢の中、膝小僧の上にポトリと何かが落ちてきた。夢現つで払いのけるとそれはカサコソ逃げていった。大きさといい、その身軽さといい、今まで何度か見た事があり、ずっと嫌っている奴にソックリである。完全に目が覚め、毛布をおそるお…

焼き鳥

ミカンの木を摘みに行く。面しているアパートの一階には去年と同じお爺さんが黙ってこっちをじっと見ている。何となく会釈する。元気でよかった。浦和に行き、焼き鳥屋に連れて行ってもらう。レバーがとてもうまく、何回も追加で注文する。

何もないところから

鼻提灯が膨らむようにプーと大きくなる。翌日には嘘のようにしぼんでしまう。

真夏日

暑くて汗が出るので自転車をこぐのもゆっくりゆっくりぺだるを踏み、歩行者に追い抜かれる位の速度、二輪で均衡を保てるギリギリの速度でアトリエへ向かう。それでもダラダラと汗が流れる。しばらくすると身体からナンプラーの様な臭いがする。晩御飯はタイ…