ダブリン紀行4
ジョニージョンストン号前の大飢餓モニュメントを見る。彫刻は皆悲痛な表情をしていている。
ダブリン城、チェスター・ビューティー・ライブラリーに行く。
園内では桜(?)が散り始めている。
桜が散っていたけどアイルランドではこの時期に咲くの?って聞いてみたけど、英語力不足で何言っているかまったく分からない。多分、珍しいと言ったと勝手に解釈する。というのも、来るまでアイルランドは寒い、寒いと聞いていたけど思っていたほど寒くないから。温暖化の影響なのかもしれない。
国立自然博物館へ行く。ここも無料。
ちょうど馬の作品をつくったところだったので高揚する。
こういう隙間を埋めるようにビッシリ展示するのは日本ではあんまりないと思う。
トリニティカレッジのダグラスハイドギャラリーへ行く。ちょうど初日だったみたいでお客さんも多い。学生スタッフ(?)が親切に説明してくれるが英語が分からずいたたまれず、学内のカフェに逃げるように行く。
柳沢さんと落ち合い、バスに乗って郊外のジョン・グラハム氏のお宅へ訪問する。閑静な住宅街で映画のような街並み。
超おしゃれ家。
氏の作品が掛かっていて高級レストランのよう。
暖炉に火なんか入れてくれて、ジャズのレコードがかかって、その前のソファーで食前酒とかいただく。何か向こうの人はホスト慣れしているというか佇まいそのいちいちに隙がない。
本棚に自分の好きな村上春樹やオースター、カズオイシグロの小説があって嬉しくなってそれについて話すがうまく話せない…。
ワンちゃん。全然吠えもせず、くんくん匂いを嗅いでスリスリしてくる。猫みたい。聞けば、まだ一回しか吠えたことがないらしいが、そんなことあるのだろうか?
奥様がつくってくれた野菜シチュー。正直、ここでの食事が一番美味しかった。野菜を体が欲していたというか、染み入るような優しさにあふれていて。白ビールも細胞が喜ぶ美味さだった。